「2PM」。

おやつ前の、ちょっとだる~くなる時間帯に自分たちの歌でカツを入れて欲しくて付けたグループ名とか。20歳前半の男7人グループ。少し前のビックバーンのような勢い。

最近のアイドルは、はじめから世界戦略を目標に選ばれる傾向なのか、人気が出た後に言葉を習わすのではなく、語学がデキる子をスターに作り上げる方式のようだ。。だから、英語圏でのオーディションが盛んだ。このグループのリーダであり、アメリカで生まれ育ったジェボム君もその一人。彼はデビュー前、韓国で下積みを送っていた4年前にアメリカ版ミニHP「マイスペース」上で、友人に親元を離れてくらす寂しさ、つらさとともに韓国を卑下する内容を書いたらしい。

これが、今頃になって、だれが見つけてきたのかネット上でばらされ、いきなり蜂の巣を突っついた騒ぎとなった。あまりの騒ぎに、本人もびっくりして「デビューまえの人間として未熟だった頃の話」と釈明したが、どうにもおさまらない。そこで、今日の昼ごろ、「2PMから降ります」という一報がながれた。すると、今夜予定だった「2PM」のカンムリ番組の無期限延期を始めたと。これじゃ、2PMの活動も危うい。

その後、電撃的にも本人が空港に着いた頃になって、「本日6時30分出発の便でアメリカの親元に帰る」とのニュース。あまりの即断即決即行。びっくりしたファンの数百人が彼を引き留めに仁川空港に押し寄せ、空港は騒然となったらしい。

騒ぎになってから今日までの経過時間は1週間程度だろうか。誰かのような覚せい剤騒ぎよりも「急展開」で、あっさりと頂点を極めた一人の芸能人がフェイドアウト。はっきり言って、怖い。


正確な文章内容や、頻度の程は知らないけれど、どうせ「若気の至り」だろう。いつから、ネティズンという名の裁判官がこの世を支配するようになったんだ?かの国の秘密警察より、よっぽど怖い。

しかし、待てよ。ネティズンのこういう反応を見越して、飛ぶ鳥を落とす勢いの「2PM」を落とそうとする誰かの陰謀の可能性はないのだろうか。

というのは、彼の出国後、今度は、「僕はまだまだ、韓国で頑張りたい」とその後に書いた内容が公開された。寂しさ、つらさも一段落し、彼の仕事への意欲をうかがわせる。

今日のニュースはこの記事一色でした。